ずーっと、つけまつ毛をつけたいなと思っていました。
でも、よくドラッグストアとかに売っているナチュラルな感じではなく、マリリン・モンローやDita Von Teeseのような、いかにもお化粧してます!っていう感じの顔が大好きで、そういうふうになりたいです。
アイラインはフエルトペンタイプを使ってだいぶ上達したと思いますので、つぎはバサバサのハリウッドメイクみたいなつけまつげが上手につけられるようになりたいです。
でも、そんなのあまり売っていないですし、練習用だと高額のものは買えないので、どんなつけまつげで練習していいのかわかりません。
そもそもつけまつげ自体が初めてです。何をどうしていいのかわかりません。
つけまつ毛が上手につけられるコツを教えてください。どんなことでも構いません。
憧れの顔に近づきたいんです。
ちなみに、私の顔は色白の二重丸顔です。
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こんにちは。
ご質問者様がなりたいお顔というのは、多分「ピンナップガール」と呼ばれる女性達のお化粧かな、と思います。
マリリン・モンローが生きた1960年代ごろ流行ったスタイルで、セクシーかつキュート、今は少しレトロ感もあるような感じで、イラストで言うならベティ・ブープみたいな感じだと思いました。
これにはだいぶいろいろな特徴があって、目元だけではなくいろいろと作りこんでいます。
例えば髪形。顔はピンナップガール風のお化粧なのに、髪型がナチュラルだとちぐはぐですよね。あの時代の髪型は、くるりんとしたコテで巻いた髪の毛や、リーゼントに近いあからさまなポンパドール、そうでなければつやつやの直毛ロングなんて言うのも似合いそうです。
また、お洋服もちょっとセクシー可愛い感じのものが特徴ですよね。ひらひらした可愛いスカートのワンピースだけど、胸元は谷間がガッツリ見えているとか。
そういうところは「ピンナップガール」で検索をするとたくさん出てくるので、理想の姿に近づくには参考になること請け合いです。
さて、お化粧です。
唇は厚めで真っ赤。本来のリップラインよりもぽってりと口紅を塗ります。
丸顔が気になるようでしたら、頬にシャドウを入れると雰囲気が出ますね。
そして、目。
相当慣れていらっしゃるようですが、アイラインはかなり大胆に描きます。目尻のほうにキャットライン(斜め上に跳ね上がった、太いライン)を入れると、目元がかなり強調されますよね。
そこにバサバサのつけまつげをつけると、たぶん理想の目元が作れると思います。
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さて、ここまでは余談みたいな話でしたが(余談が長い!!!)ではバサバサのつけまつげをうまくつける方法ですよね。
つけまつげを一度もつけたことが無いのならば、まずは扱いやすい薄目で短い、部分用みたいなつけまつげや百均のもので練習をしてみるのがいいと思います。
いきなり毛が密に植わっているつけまつげを扱っても、糊をつける場所や実際にまぶたにつける場所が見えづらくて、とっても練習しづらいと思うのです。
百均のつけまつげが意外とバカにならないです。もちろんあなたが欲しい「バサバサまつげ」はほぼ売っていないと思いますが(だいたいみんながつけたいな、と思うようなラインナップしか、百均にはありませんよね)、練習用には最適です。糊も別売りで売ってますし、500円も出せばしばらくは練習し放題です。
まず、つけまつげはアイラインみたいになっている毛の土台になっている部分と、そこに植えられている毛で構成されています。
つけまつげをつける場所は、本当のまつげの生え際のちょっと上。
毛の土台はほとんどの場合黒です。だから、本当のまつげとの間に肌色が見えちゃったりするとちょっとみっともないです。
アイラインを塗ったうえで、目のカーブに合わせて貼っていくことが必要です。
土台を軽く揉んで、手になじむ程度に柔らかくしてください(あまりぎゅうぎゅう揉むとつけまつげが壊れてしまいますが…)。
それから、軽く目に当ててみて、長さを調整します。目の幅よりも長い部分はカットしてしまいます。これは、人それぞれなので、そもそもカットすることが前提になって売られています。
そこまで準備が出来たら、糊を土台につけます。
糊が水っぽくなくなって、粘着力だけある感じに乾いたら、お肌に貼っていきます。
まつげの生え際のほんのちょっと上を、目頭から真ん中を通って、目尻へと貼っていきます。その時、目のカーブにしっかりと合わせて、ちゃんと自分のまつげの生え際に沿って貼れるように練習します。
それがうまくできたら、いよいよお気に入りのつけまつげを探す作業に入ります。
これは好みなので、このメーカーのこれが良いよ!と提案することはできませんが、比較的外国のブランドが多く出していると思われます。
街のドラッグストアだと売れ線しか置いていない可能性が高いので、勝負用はデパートやショッピングモールに入っている化粧品ブランドなどで探すのが良いかと思います。きっと楽しい作業になると思います。
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ただ、本気のピンナップガールメイクって、手間がかかってなかなか毎日というわけにもいかないと思います。
あんまりいつも同じ顔をしているのもオシャレのバリエーションが足りなくなってきちゃいそうだし…。
そこで、自分のまつげがフサフサしていたら、ちょっとお手抜きメイクでも、逆にバサバサのつけまつげをつけるとしても、便利だと思いませんか?
まつげは実は育てられます。まつげ美容液というのを見たことがあるでしょうか?
ドラッグストアなどに売っているものは、まつげを作り出す細胞に栄養を与えてまつげを元気にするタイプのもので、これは普通のお化粧品と同じように買うことができます。
でも、実はまつげを根本的に長く、また増やすことができるお薬があるんです。
これは「ルミガン」「グラッシュビスタ」などと呼ばれる薬で、もともとは緑内障の治療のために使われていた薬です。
これがまつげの縁に付くと、みんなまつげがフサフサになったんです(副作用、というか、副効用ですね)。
医薬品なので、お医者さんの処方と診察が無いと買えない薬ですが、当院では「ルミガン」を処方して、つけ方の指導や不都合が無いかなどをちゃんと診ていくことができます。
しかも、高い化粧品を買うことを考えたら、気が抜けちゃう程度のお値段です。
自まつげがバサバサ…憧れますよね。
もしご興味があれば、是非ご検討ください。