【友達の結婚式、アイメイクしたことなくて…】

【ご質問】


私は20代の会社員です。

そろそろ周りに結婚の話が出始めて、とうとう今度結婚式に出席することになりました。

ただ、私は今まであまりお化粧に頓着が無くて、特にアイメイクはほとんどしたことがありません。
眼球の近くでなんだか怖いし、それに眉毛やチークなどをしっかり入れてあれば目の周りはいじらなくてもいいかな、などと思い…。

ただ、結婚式で新婦の友達って華やかでいたいですよね。
やっぱり目力も必要かなって。
でもどこまでやったらいいかわからないし、そもそもどうやってお化粧したらいいかわかりません。
アイメイク初心者にメイク方法とTPOを教えていただければと思います!

ちなみに私の目は、一重で、まつ毛が極端に短くて、全体的に線みたいな細い目です…。

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【回答】

お友達の結婚式ですか。楽しみですね!
おっしゃるとおり、新婦の友人の女性は、思いっきりおしゃれをしていくことがTPOにかなった状態かと存じます。
男尊女卑的な意味ではなく、本当の意味での「式場の華」なんですよね。お友達席が地味だとなんだか会場全体が地味になっちゃう。
男性はみんなスーツですしね…。

 

しかも、ご質問者様は20代とお若いので、余計華やかな姿が求められると思います。

 

それに、なによりご自身が「パーティー用のきらびやかなオシャレ」をする数少ないチャンスだと思います。ワクワクしますよね。

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アイメイクとのお話ですが、まずは以下の「お化粧の足し算と引き算」を心の中に留めておいてください。

 

現在、眉メイクやチークはしっかり入れていらっしゃるとのこと。
眉は形を整えるためのメイク程度なのでド派手になることはあまりないかと思いますが、例えば濃いピンクのまんまるチークがほっぺのど真ん中に入っている状態で、目力も協力で、おまけに真っ赤な口紅を塗って…想像してみてください。

 

ド派手!!!

 

そのうえ、どこにフォーカルポイント(焦点)を持ってきているかわからないので「あーあの子、化粧濃かったね。顔立ち?覚えてないや」ってことになりかねません。

 

もしも「目力」で勝負してみたければ、アイメイクの練習をした後で、他の部位の…特に色の濃い、チークやリップとかかな、そのあたりのお化粧のバランスを見てみてほしいな、と思います。

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さて、ここからが本番(かな?)、一重さんのアイメイクのお話です。

 

一重で目の細い人は「線みたい」なんておっしゃってますが、実は「切れ長で涼しげな目元」が簡単に作れちゃう、ある意味お得な目元をなさっている方なんですよ!

 

メイク方法の例を下に書いてみます。ちょっと見てみてください、一部コツがいるところがありますがそれほど難しいことはしていませんよ。

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〈一重さんのアイメイク・アイシャドウとアイライン編〉

 

1)アイシャドウベース(アイシャドウの発色をよくするためのベース)を、塗ります。

 

このとき使うのは、固形とクリームの間くらいの硬さの、白っぽい色のものだと思います。
目の上から眉の下、眼球のある所の上まで、きれいにむらなく塗ります。

 

2)アイシャドウを用意します。

 

淡色のものではなくて、いろいろな色がセットになっているものが初心者には便利です。化粧品会社が「この色合わせがオススメ!」といってパッケージしているものですから。

 

今回は涼しげな目元を意識するので、色をあまり使わず、濃淡で攻めましょう。アイシャドウは「茶色ベースの、濃い茶色、薄い茶色、アイボリーの三色」みたいなのを用意してください。
色よりも目力で勝負です。
3)アイシャドウを塗っていきます。

 

①まずは一番明るい色(先ほどのアイシャドウならアイボリー)を、アイシャドウベースを塗った範囲にブラシでさっと塗ります。

 

②次に、真ん中の色(薄い茶色)を、眼球があるところ(アイホールといいます)に塗ります。

 

このとき、薬指にアイシャドウを取って手の甲でポンとたたいて余計な粉を落とし、アイホールにトントンと叩くようになじませていくとヨレが無くきれいに仕上がるとのことです。

 

「とのことです」というのは、私はさっきのブラシよりもちょっと細いブラシで塗っちゃうからなんです。それでもきれいに色が付きますよ。ブラシにアイシャドウを取った時も、手の甲でポンポン、は忘れないでくださいね。
手の甲ポンポンは粉の量を調節するとともに、ブラシや指に粉をなじませて、アイホールに置いたときにムラになったりしないようにする効果があります。
③締め色を入れます。

 

先ほどのアイシャドウの一番濃い茶色を、チップにとって「これくらいが二重の幅だといいなー」と思うくらいの幅で塗っていきます。
あんまり目のキワキワで細ーく入れてしまうと、一重まぶたに折りこまれてこの色が見えなくなってしまういます。
けれども太すぎるとなんだか影が多すぎて目が落ちくぼんだように見え、老けて見えます。
色を入れたら薬指でかるーくポンポンとなじませておくとヨレ無く定着します。

※ちなみに「薬指」という指定をしています。
これは、指の中で一番力が入りにくい指が薬指だからです。
無理な力が入らず、トントンと優しいタッチで抑えることができるため、指で色を注すときには薬指が大活躍です。
④白っぽいシャドウを、下まぶたの際に入れます。

 

新しいチップがあればそれでもいいし、無ければ綿棒でかまいませんので、先ほどのアイボリーの車道を取って手の甲でなじませ、まぶたの下にスーッと引き、また薬指で軽ーくなじませます。
明るい感じになり、白目が奇麗に見えますよ☆

 

⑤アイラインを入れます。

 

多分ここが難関なのだと思います。眼球に入りそう…というのもこれですよね。
慣れていない人には、ペンシルタイプがお勧めです。自然な感じで描けます。他にリキッドやジェルタイプなどもありますが、慣れてきたらまたの機会にクッキリアイラインにも挑戦してみてくださいね。

 

アイラインは、涼し気な目元だと黒が良いかと思います。茶色もよくありますが、こちらだと優し気な感じになります。
他にも色鉛筆みたいにいろいろな色があって、それぞれ使ってみると面白いのですが、ご興味があれば、結婚式が終わったらちょっとチェックしてみてくださいね。

 

まずは、左手でまぶたをちょっと上げながら、まつ毛の際に線を入れていきます。
「お、目に額縁ができたな」と思うと思います。あんまり力を入れて描くとヨレたり、ペンシルの先が折れたりするので、すっすっと引くような感じで。

※この時に、目じりよりもちょっとだけ長く、少し跳ね上げるように描くと、さらに切れ長感がUPします。是非やってみてください。

 

次に、まつ毛の生え際(先ほどの線よりもっと粘膜寄り)を見るために、手鏡を下に置きます。
先ほど描いたラインだと生え際には色は入っていないと思いますので、ここを、まつ毛の間の皮膚が見えるところを埋めるようにチョンチョンチョンと描いていきます。
まぶたを引き上げて、しかも点で埋めるので、眼球にペンシルの先が入ったりすることはないと思います。

⑧下まぶたにもアイラインを引きます。
下まぶたを軽く引っ張りながら、黒目の中央までペンシルで描きます。
最後に、上まぶたのラインと下まぶたのラインをつなげるように埋めて完成です。

 

※結婚式なので、泣くとこのラインが落ちて「パンダ目」になることが容易に想像できます。⑧は省略でもいいと思います)


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これだけでかなり印象が変わると思います!

普段もこれくらいのアイメイクをしておくと、お仕事の時相手に失礼がない程度のきれいなメイクでいられると思います。

ただ、結婚式ですから、次のステップに行きましょう!


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〈一重さんのアイメイク・マスカラ編〉

 

短めのまつ毛を気にしていらっしゃいますが、華やかにしたいときはマスカラやつけまつ毛などを使うといいと思います。
つけまつ毛は扱いに何度かの練習が必要かと思いますので、今回はマスカラを使っていきます。

 

すでに先ほど濃い茶色のアイシャドウと黒いアイラインが目の際に入っていますので、ちょっとまつ毛が増えたような色の感じになっていると思います。
なので、バッサバサのまつ毛でなくても、普通にマスカラをつけるだけでまつ毛が増えたみたいに感じることと思います☆

 

①ビューラーでまつげを上げます。
ビューラーは、最初まつ毛のなるべく根元を挟みますが、間違ってお肉まで挟まないように!
そこから、くるんと上を向くようにちょっとずらしては挟み、ちょっとずらしては挟み、という風に毛先まで使っていきます。
あまり角度を大きくしすぎると、まつ毛直角!なんてことになりますので、これもあらかじめ練習が必要かも。
まつ毛が短くてビューラー使うのに慣れないようなら、ここは省略可。

 

②マスカラを塗っていきます。
黒目の中心あたりを、マスカラを横にして根元から左右にジグザグしながら梳かし上げるように塗っていきます。
そのあと目頭、目尻と塗りますが、ここは横だと塗りにくいのでマスカラを縦にして塗ってみてください。
最後に、カールを持たせるために、下からマスカラを当てて、根元を押し上げるようにします。

 

※下まつ毛にも塗るとより目が大きく見えますが、短めまつ毛さんだと難しいこともあると思いますので、デキたらチャレンジしてみてください。

 

※もし汚れが肌の他のところについてしまったら綿棒でふき取ります。

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一時的にまつ毛を長く見せたいならば、マスカラやつけまつ毛がいいと思いますが、もうちょっと長くなってほしいなーとお思いでしたら、是非こちらでご紹介している「まつ毛増毛剤」を使ってみてください。

長く、密になります。
マスカラの手間を考えたら、とっても楽です。是非見てみてくださいね。

 

お友達が幸せになりますように、そしてご質問者様が奇麗になりますように!

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