まつげがくるんと上を向くようにしたいのですが…

とっても悩んでいることがあります。
どんなに頑張ってビューラーで上げたりいろいろしても、マスカラを塗ると上げたまつげが下がってきてしまうことです…。

 

そこそこのお値段するビューラーを使って、しっかりと上げて、そのあとにマスカラ下地もちゃんと塗っています。
この段階では綺麗にくるんと上がっているのですが、マスカラをつけると途端に落ちてきてしまいます。

 

マスカラは、メイベリンのお湯で落ちるタイプのものを使っています。
なぜかマスカラをつけた瞬間から落ちてきてしまいます。

 

お人形さんのような、くるんとした可愛いまつ毛になりたいなあと思うのですが、どうしたらいいでしょうか?

 

ホットビューラーはまつげが傷むので避けたいです。
つけまつげもつけたくありません。

 
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こんにちは。
せっかく上げたまつげが、マスカラを塗った瞬間下がってくるなんて、がっかりしてしまいますね…。

 

原因は二つ考えられると思います。

 

まず一つは、そもそものまつげの質が「とてもいい」こと。
ハリがあって、コシがあって、元気。
髪の毛が直毛でサラサラつやつやしている人って、ちょっとカーラーで巻いたくらいでは巻き癖ができませんよね。一方、カラーやパーマでとても傷んでしまっている人って、簡単に巻き癖ができます。
それと同じで、質問者様のまつげがとても元気なことが考えられます。

 

かつ、まつげの生え方も人それぞれ。上に向かって生えているまつげならそれほど苦労しなくても「くるん」となりますが、目にかかるように下に向かって生えていると、生え癖に逆らって上にあげるので大変です。
日本人は西洋の人などに比べて、下向きに生えている人が多いのですって。

 

ビューラーで一生懸命上向きにしても、毛の質と癖に逆らっていたらやっぱり戻りやすくなります。

 

もう実践なさっているかもしれないですが、カールを上向きに固定させたいときには、マスカラをまず下から、根元の方を、まつげを持ち上げるように押さえます。
そこでマスカラを固定させてから、まつげの先や上の方を塗り、最後にもう一回下から持ち上げてみてください。

 

ちなみに、ホットビューラーでなぜまつげが上がるのかというと、髪の毛も一緒なのですが、毛は熱に弱くて熱によって一時的に組織が変形してしまうからなんですって。
熱で変形させた組織を冷やすことで、一時的にその形が記憶されて、固定されるんです。
だから「傷むから嫌」というのは正解です。

 

さらに、つけまつげをつけてまぶたを持ち上げるということを1年間やり続けると、お相撲さん一人を1cm持ち上げるのと同じくらいの力がかかってしまうという研究結果があるそうです。
さらにさらに、まつげエクステやまつ毛パーマでは、ホットビューラーなんて問題じゃないくらい傷むのは、想像に難くないですよね。

「やりたくない」はまつげの健康上、正解だと思います。

 
そして二つ目。
お湯で落ちるタイプのマスカラは、そもそもカールをキープする力が弱くできています。
その分「落としやすい」「洗顔時に負荷をかけない」という方向に強くできているので、仕方がない部分だと思います。

 

もしもカールをしっかりつけておきたいのならば、ウォータープルーフのものに替えてみるのがお勧めです。

 

ウォータープルーフだと、「水にぬれても落ちづらい」=キープ力が高い方向に強くできているので、今お使いのものよりもモチが良いと思います。
ただ、その特性上、落すときは当然アイメイク用のクレンジング剤を使用することになります。
お湯で落すだけよりも肌に負担はかかるかと思いますが、ゴシゴシこすらない、コットンに含ませてまつ毛に軽く当て、押し付けたりしないでなじませながらスッと滑らせるように拭き取る等、負担のかかりづらい正しい使い方があります。

 

評判を見たり、実際使ってみたりしてご自身に合ったものを選択されるといいと思います。
今お使いのメイベリンでも、ウォータープルーフの商品がいくつも出ています。それぞれに特性がありますが、もうそのまま「ぱっちりドールまつげが作れる」とうたったものもあります。

 

上がる力のあるマスカラに出会えると嬉しいですよね。

 
でも、そこまでやっても、なかなか「お人形さんのような」まつげというのは難しいですよね。
お人形さんといえば、バサバサした長くて濃いまつ毛。
マスカラでそれを作ろうとしてたくさんたくさん塗っても、その重みに耐えきれずにカールが落ちるのは、どのマスカラを使っても多かれ少なかれあることです。

 

もしも、マスカラを「カールを保つだけ」に使うだけで済むならば…長さや濃さを出すために厚塗りしなくてもいいようなら…かなりキープ力が上がると思いませんか?

 

自まつげがたくさん生えていると、それだけで目元の印象がだいぶ違います。
お人形メイクのために自分のまつげを生やす、というのはいかがでしょうか?

 

医薬品で「まつげ増毛剤」があります。
厚生労働省がその効果を認めて医薬品指定しているものです。
もともとは緑内障の治療用点眼薬で、眼球を丸くパンっと張った状態にするために内側から圧力をかけている体液のバランスを保ってくれるお薬です(バランスが保たれている人が使っても、特に問題はありません)。

 
今でももちろんそちらの用途でも使われているのですが、それを使っている患者さん達のまつげが明らかにバサバサと長くなるという「副作用」があったのです。

 
緑内障のお薬としては、副作用に「まつげの異常(長く、太く、濃くなる)」とあり、使っていると顔つきが変わっちゃうのが不都合として扱われています。

 

でもその「不都合」って、美まつげを求める私達にしてみたら、ものすごく好都合ですよね!
「ルミガン」「グラッシュビスタ」という商品名で、お医者さんの処方によって使用することができます。

 

当院でもご相談に乗れますので、ご興味があるようでしたらぜひいらしてください。

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